- 陽之 石田
デジタルトランスフォーメーションで人がより輝く未来へ
更新日:2022年7月16日
Cabinet株式会社はデジタルトランスフォーメーションによって、より人が中心の社会になることを目指して、デジタル化を推進しています。
人の目は片方で9Kの解像度と言われます。つまり、片方9Kずつの画像を見ると、それが現実の映像なのかデジタルの映像なのか、人間の能力では見分けがつかなくなるということです。
デジタルというのは、オンとオフの二つの信号を組み合わせて表現するものですが、その感覚が限りなく小さくなってきた時、それはもはやアナログと言っても良いのかもしれません。
私たちは、「デジタル化」ではなく「アナログ化」へ進んでいるのです。
そして、デジタルの世界がいかに細密になっても実現できないことがありました。それが価値の移転です。
私が持っているデジタル上の1万円を誰かに渡す。
たったこれだけのことですが、これを誰が証明するのでしょうか。そしてその1万円は本当に相手にわたって、私が複製を持っていないということをどうやって証明するのでしょうか。様々な人がこの価値の移転をインターネット上で管理者不在の状態で実現することは不可能だと思われていました。
しかし、これをSatoshi Nakamotoと言われる人物が「こうやればできるんじゃない?」と提案をしてきたのです。
実際に動かしてみると、それは2020年現在、10年以上一度もサーバはダウンせず、一度も改ざんが起こらず正確に動き続けています。そう、それがビットコインです。
デジタル化はアナログ化であると言いました。その中で、一つどうしてもインターネット上で出来ないことがあった。それをこのビットコインを動かしている技術が可能にしたのです。
それがブロックチェーンであり、このブロックチェーン技術はデジタルトランスフォーメーションを成し遂げる上で欠かせないピースとなると確信を持って世の中に受け入れられるようになってきたのです。
ネット証券でさえ、外見上はデジタルで動いているようですが、証券とお金との交換においてはまだ人の手を介さなければなりません。
このように、中央の管理者が裏でいそいそと動いて表面上のデジタル化を作っているケースが非常に多いのが現実です。ブロックチェーンはこの表面上のデジタル化を、本当に全行程をデジタル化するために活用できる技術なのです。
また、人の手が入っているという意味では「入力」という作業がキーポイントになります。「ゴミを入力すればゴミのデータになる」ということわざ?があります。
つまり、入力するデータそのものが間違っていれば、いかにデジタル化されてもそれが価値のあるデータにならないのです。その意味でIoTの技術、センシングの技術によって、データを人の手を介さずに取得するという方法が取られるようになりました。
また、そうやって集まった膨大なデータを分析・解析するためにはAIの力が必要です。
入力→解析→活用というデータのフローにおいて、IoT、AI、ブロックチェーンが相互に作用し、新しいデジタル化された事業を形作っていきます。
それが私たちCabinet株式会社が考える「デジタルトランスフォーメーション」の姿なのです。
今、誰もが先頭に立てるチャンスのある時代です。このニューノーマルな時代に、デジタル化を成し遂げ、新しい時代を築いていきましょう。
そして、このデジタル化された未来こそ、産業革命以降の労働から解放され、人間が人間らしく生きられ、それが新しい価値を生む世界になるのではないかと考えています。